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田舎すし [食]

都会に引っ越ししてはや10年、慣れないのは総菜の味だ。
市場やスーパーでパック詰めの総菜を買った時、へっ?と思う。
なんだかスパイシーすぎたり、塩気が足りなかったりする。
関東圏ではしょうゆの種類がちがうそうなので、味に差があっても納得できる。
でも、同じ関西圏で、出汁と薄口醤油を使う文化でありながら、味はかなり違うのである。

一番違和感があるのは巻き寿司、そしていなり寿司である。
都会のパック詰めいなり寿司はたいた薄揚げに内容のない酢メシが詰め込まれているだけ。
ごぼうや人参、せめて黒ごまの一つでも入っていてほしいと切望し、わざわざパックの底をみたりするが、ほぼ皆無。
その上、揚げの味がかなり薄く、もちろん揚げの色もついていない。

巻き寿司の中身であるが、都会ではキュウリや椎茸、ピンクデンブ、高野豆腐などがはいっている。
田舎ではまず具の割合が高く、三つ葉やかんぴょうもはいっていたりする。
なにより、大きな差はすし飯の酢の味。
都会は甘みもうすく、酢もうすい。
ようするになんだか気が抜けていて、おかずがほしくなる。

久しぶりに東温市の寿司をたべ、田舎の巻き寿司はしっかりと濃い甘みがあることに気づいた。
一パックすべて食べた場合、同じ量でも胃袋の充足感が大きい。
しかも見た目の野菜の割合がおおく、あと一品の必要性を感じない。

これを田舎巻きと呼ぶ人もいる。


合わせ酢を買い、自分で巻き寿司をつくってみるとさらにその差がよくわかる。
都会ではミツカンのすし酢が通常品であり、これはかなりさっぱりしている。
田舎風のどっしりした感じにしたいと砂糖を加えないといけない。

田舎寿司になるのは、私の経験では農協の合わせ酢か、おたふくのすし酢である。
どちらも都会のスーパーではなかなか入手しづらい。

田舎ではお寿司は冠婚葬祭、家族親戚があつまったときのハレの日のごちそうである。
見ただけで中身が充実していないとケチな家だと思われる。
味がうすいと料理がへたな主婦だと陰口をたたかれる。
だから具の種類も量もたっぷりで、砂糖もたっぷり使うのではないかと推察する。

さくらの湯で購入したお寿司は、とてもおいしかった。
それは私の根っこが愛媛に残っていることの証拠かもしれない。
お土産にしようと陳列棚をみれば、あれ、早々と売り切れてしまっている。
残念、東温ブランドになりそこねているよ。






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