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家族の意味 [子育て]

毎日のように子供の虐待死のニュースを聞く。
昨年の大阪堀江の兄弟放置死のときはマスコミも大騒ぎしていたが、このごろでは報道も長続きしない。

しかし、私の記憶にはしっかりのこり、1年未満の乳児死亡が増えているように思う。

昨日は里親実地研修の日。
午前中は障害についての授業だった。
赤ちゃんのときに虐待をうけると脳に障害をもつことも多いそうで
そだてているうちにそんな兆候があらわれたらどうしたらいいか、などと具体的な話もあった。

昼からは実際に乳児院にいる子供たちと一緒にすごすことになった。
外へ散歩につれだすことになったが、あいにく雨がふりだした。
それでも子供たちにとっては楽しみな様子で、傘をさしてついていくことにした。

3人の2歳児に2本の傘しかない。
『○○くんの傘?」と聞くと、「ちがうよ、××の傘だよ。」
どうやら部屋所属の傘らしい。
6人部屋に6人の担当者が交替で24時間つめている。
お遊戯室、キッチンとトイレ、バス、小さな畳部屋。
子供たちはこれを家とし暮らしているのだ。
個人のものはあまりない。
なんでも部屋所有なのである。

傘のない一人にカッパを着せ、町を歩く。
そば屋さんが声を挨拶してくれる。
「メダカがいるよ、見においで。」
町の商店、こんなところが暖かい。
ご飯までなにもすることがないので、ぶらりとたちより、えさやりを見る。

お宮の中をあるいたり、電車がくるのを待ってみたり。
相手は2歳児、傘をもつとよろよろしてあぶない。
飛び出しそうな男の子の手をにぎり、「あ、カエルがゲコゲコないてるよ。」
するとそれまでメダカさんかわいかったね、などと言っていた子が急に
「○くんはゲコゲコじゃないけど泣くんだよ。
2階のおばあちゃんが『○がぎゃーぎゃーないてうるさい』って言ったらママが
『ぎっちり締め上げたらんとあかん。』っていったんよ。」などと話しだすのだ。

その後の情景をまるで中継しているかのように
自分自身が対象のはずだが、レンズの外からみているかのように
たんたんと、そして、延々と話し続ける。

この子は虐待を受けて乳児院に来たそうだ。
そのときのことを覚えていて言っているのか、それとも最近の面会や外泊のときのことなのか。
私はどぎもをぬかれ、小さな手をにぎりしめて歩きながら、うんうんと言うばかり。


行き交うのは犬を散歩させている人たち。
カッパを着せられいかにも大切にされていそうな犬も多い。

この子とあのペットと、これまでの人生、どちらが大切にされてきたのかしら。
ふとそう思うと、私はなんだか胸が苦しくなった。

乳児院の赤ちゃんは人見知りをしないそうだ。
母親と他の人との違いがわからないからだ。
泣けばだきあげ、ミルクをくれ、あやしてくれる。
だから子供は泣き、母親を見分けるらしい。
泣いてもだれもきてくれないと、泣かない子供になるらしい。
それをサイレント ベイビーとよぶ。
だれにでもやすやす抱かれる良い子は、だれも愛してくれる人をもたない子供。


散歩から帰ると
ひとりで靴をぬぎ、靴下を脱いで洗濯かごに入れ、手を荒い、パズルを始めた。
担当の保育士は今の時間帯は一人きり、小さな子の世話に忙しいから、この2歳児たちはなんでも自分たちでやれるようになっている。
「なんでも自分でできる子は自立しているんじゃありません、孤独なんです。」
午前中に聞いた言葉がよみがえってくる。

「週末だけでもいいんです。夏休みや冬休みだけでもいいんです。
普通の家庭を味あわせてやってください。
この子たちもいずれ家族をもてるように。」

一緒に研修をうけていた20代の姉妹は
現在実家が里親をしていて、中学生と小学生を育てているそうだ。
「みんな同じ部屋で喧嘩してます、ふつうの兄弟とかわりません。」
18歳になったら、施設も里親の家もでて自立しなくてはいけない。
ただでさえ高卒の就職はむずかしい。

本当に独り立ちできるかどうか、心配なので
みんなでくらせるよう、我が家をフォミリーホームにしようとお父さんが提案されたそうだ。
兄弟は現在保育士の勉強中でもある。

借りものでも、寄せ集めでも、思いがあれば家族になれる。
血のつながりがあっても、愛情がないなら家族ではない。
思いあう心のあるなしで、家族を組み直してもよいじゃないか。

そうだ、私も、次の研修には夫を誘おう。



























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虐待された子供を応援する。 [子育て]

土曜日に愛媛でNPO総会とバス会例会をこなし
日曜日はこちらで里親の研修をうけた。
児童養護施設での実地研修である。
できるだけご家族で参加してほしいとのことだったので、私は下の娘とでかけた。

敷地も建物も広い。
ぐるりに畑や実のなる木が植えてある。
玄関には色とりどりの小さな傘や運動靴がいっぱいならんでいる。

ブース形式の個室をくぐると中はまるでアパートのよう。
キッチンやバス、居間に中二階式の個室がある。
1ブースに子供が6人と担当職員が住み込んでいる。
そんなブースがいくつもつらなり一棟の二階となっていた。
小中学校にかよう大きな子供たちの居住スペースだそうだ。
普通の家庭のように、ランドセルがかけられ、学校からのお知らせが壁に貼られている。

建物の1階は大きな幼稚園のような設計である。
とことこ歩いてくる幼児たち、
昼寝の最中の乳児たち。
娘に手をふる愛嬌者もいる。

こんなにたくさんの乳幼児がいるとは予想もしていなかったので、驚いた。
70数名の子供の多くは親に虐待されているのを近所の人に通報され、緊急的に保護されてここに来ている。

昨今の親は子供の親権を手放したがらない。
自分が虐待するから一緒にすめないのに、長期で人にゆだねることを拒否し、親権を主張する。
仕方なく、施設では数年を緊急一時保護預かりのままで過ごす。
また、虐待した親本人の同意がなければ、里親にゆだねることもできない。
こども手当など、子供をもつ親への金銭的援助制度ができ、親はますます子供の親権に固執しているらしい。

里親には三種類ある。
養子縁組をめざすための練習のような里親。
18歳になるまで自宅で育てる養育里親。
そして週末や学校休暇中などに家庭でお世話する週末里親。
我が家は短期の週末里親を希望している。

毎週末に近所の親戚の家にいくように、里親の家にいき 
家事をてつだったり、動物園にいったりして
一般家庭の暮らしを体験するという制度だ。

実親が養子縁組や養育里親に同意しないので苦肉の策だそうだ。
地域と隔絶したまま施設で育つと、18歳から面倒もみてくれない親以外によるべもなくなる。
地域の中に、その子を気にかけてくれるおじさんやおばさんの応援団をつくろうというもくろみである。
和製フォスタープランとでもいうべきか。
これまでにも徐々に浸透しており、
ある子は成人式のお祝いをしてもらったり、
仕事についてからも盆正月に週末里親の家を訪れたりしているそうだ。

お父さんが働いて夜帰ってきたり
親子で夕食をつくったりという普通の暮らしを体験させてほしいとのこと。
兄弟喧嘩をしたり、スーパーのお使いの帰りにアイスを買い食いしたりしてもいいらしい。
いずれこの子たちが成人したとき、普通の家庭を築くための社会学習になるそうだ。


研修は2ヶ月にわたり、多忙な私が完遂できるかどうか、不安であったが
家族が交替で参加してくれることになり、なんとか乗り切れそうだ。
ただ、彼らの普段のお行儀がよくないので
「こんな家庭、まなんでもしょうがない!!」などと言われないかと心配だ。
なにしろ
靴はぽぽいと玄関に脱ぎ捨てるし、
ご飯を食べる前にいただきますと手をあわせることもない家族なのだ。
躾がたりんかったわ・・と、はずかしい思いである。









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大地震 [子育て]

東北大地震の被害がすごい。
壊滅などと報道されている岩手、宮城の海岸ぞいの町。
娘が盛岡の大学にいたころに訪れたことがある町が多い。
顔見知りの人がいるというだけで、東北の情報が他人事でなくなり
昨日からテレビを見続けている。

神戸生まれの私は地震のこわさをよく知っているが
津波を知らない。
昭和の歴史本には日本で一番こわいのは津波であると書いてあるが
その真実を今回まざまざと見せつけられた。

地震で倒壊するのは波が走ったところだけだ。
そのため道一本ずれれば無事ということもある。
ところが津波は辺り一面を根こそぎに襲う。
運不運で助かるということはむずかしい。
刻々伝えられる映像を見ながら、
Disaterという言葉が自然とうかんでくる。

繰り返す津波も気になるが、
それ以上に不安なのは福島原発。
冷却水が不足し、燃料棒がむき出しになりつつある。
これはチェルノブイリ原発事故とおなじ状況だ。
一度メルティングが始まれば、もう止めることはできない。
地震大国日本には、やはり原発は適していなかったのだ。
半径10キロ以内の住民を避難させているようだが、
ただただ、早急に沈静できるように祈るのみだ。

この非常時
諸外国の援助をあおがねばならないときに
外務大臣不在は痛い。
政治家同士のコップの中の権力争いは
もういい加減やめにして
救国に総力を結集せしなければならない。


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就職後にこそ苦しみが待っていた [子育て]

3月にはいってもまだ就職が決まらない学生がいるという。
卒業間近だというのに、内定がひとつもとれないのでは不安にちがいない。
「自分をいらないって言われつづけるんよ、みじめやで。」
と、我が家の長女は経験者としてのたまう。
そういえば、泣きながら大阪駅から電話をかけてきたこともあったなあ。


ようやく大手メーカーに就職できたが、実はそれからが地獄だった。
買い手市場の時代の新人研修はことさら厳しいらしい。
娘は理系技術系として入社したため、まずは工場勤務を命ぜられ、生産レーンにならぶことからはじまった。
機械の間に人がはいるので、一日中、会話もなければ頭も使わない。
一緒にレーンに並ぶのはバイト、契約、おっちゃん、おばちゃん、障害者に外国人。
しかもランクとしてはその一番下なのである。

春は不況であまり生産数もなく、5時に終わる生活だった。
ところが秋以降の経済回復にともない、生産量が日に日に増えてきた。
だが、人手はすでに調整済み、極限まで減らしたあとなので、すぐには増員できない。


残業、夜勤、深夜勤、労働時間はどんどん増えていく。
1日12時間の立ち仕事も普通。
ようやく補充されたのは中年でリストラされたアルバイトおじさん。
暇なときなら、ずぶの素人でも十分勤まった仕事である。
だが、今やレーンは超高速で流れていく。
神業のようなす手技が要求される事態なのだ。

ところが中年新人はもたもたしている。
あちこちで流れがよどむ。
疲れとストレスでベテランさえミスが頻出。
静かだったレーンが阿鼻叫喚、怒号に包まれる。
「毎日、動物園のライオンの檻の前にいるみたいや。」
もう、会社をやめようと決心した娘は、公務員試験対策の各種学校のパンフレットを取り寄せた。
なんてこったい!

デフレまっただ中の日本では、これほど量産しても利益はでないらしい。
競合相手に勝つために、商品の卸価格を下げ続けているうち、はたと気づいた幹部がいた。
ーこんなこといつまでやってもしんどいだけやんか・・・・

入社10ヶ月目で娘の配属部署は突然、閉鎖されることになってしまった。
本社のお偉いさんが来られ、神妙に宣告された。
居場所がなくなる娘。
夜ごとの涙でお顔は吹き出物倍増。

やめる準備をしていたのに、なんで今さらつらいのか?
「自分からやめるのはいいが、向こうからいらんと言われるのは悲しい。」
あれっ。
同じセリフ、たしか就活中にも聞いたような・・・・


しかし、そこからの展開は思いがけないものだった。






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インターンシップ [子育て]

大学3年になると、インターンシップにいく。
参加は自由だが、最近では単位になるので、ほとんどの学生がチャレンジするようだ。

『お試し仕事体験』くらいのノリではじまった事業だが
最近の就職難から、この機会に互いに気に入ってもらえたらと
事前面接、お見合いみたいな意味もでてきた。
有名人気企業がネットで受付を開始するとアクセスが殺到し、1時間で満杯になるそうだ。

インターンシップで志望の業界・職種に内定する方法

インターンシップで志望の業界・職種に内定する方法

  • 作者: 太田 智文
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

のんびりやの我が家の末娘もインターンシップにでている。
建築設計を学んでいるが、この建設不況で企業の募集も縮小ぎみ。
お近くの注文家具の会社でもいいわと言っていたのだが、
小さなコンペに入賞したこともあり
大学担当者にさとされ、大学推薦枠のゼネコンで研修をうけている。

公共事業がすくない日本を見限り、最近のゼネコンは海外指向。
中国や韓国など外国籍学生も同じインターンシップをうけている。
彼らの語学力はすごく、英語、日本語もぺらぺら。
ここで何年か働いたら、次はアメリカで就職したいなどと
海外転職を視野にいれるスケールの大きさだ。
英語すら満足に使えない娘はおおいに引け目を感じている。

設計士といえば、机の前の個人作業と思われがちだが
ゼネコンではすべてチームをくむので、
センス以外にコニュニケーション能力が大切だと人事の方に説明をうけたそうだ。

研修プログラムがすごい。
お金も人もかけている。
さすが昔一度は輝いた業種である。
設計士で入社しても3年間は現場監督を経験させるのだという。
大卒すぐの20代のうら若き乙女が
荒くれ男がいっぱいの飯場にひとりたたずみ、途方にくれるのではないかと思うが
女性の担当する現場は学校などであり、
コミュニケーョンがうまくいくので男より案外評判がいいらしい。
それに必ず二人でチームを組ませるそうだ。
先輩の様子を見学させてくれるというので、昨日は早朝から現場にでかけた。


帰宅後は言葉もでないほどぐったり。
この猛暑の中、青い作業着とヘルメット姿でカンカン照りの現場を歩いていたそうな。
「これをやらなあかんのやったら、設計士でなくて受付嬢でもいいわ・・・・」

全身の毛穴から水分がでてすぐ蒸発していく感じだそうで
「生きたまま、ミイラになれるぅって感じ。」
「先輩はがんばっていた?」
「がんばっていたけど、真っ黒やった・・・」
しゃれ者にはつらい話。
週末の明日は会社主催の食事会があるという。

企業担当者さん、ご苦労様です!
研修生はなんの役にもたたないし、お世話が大変。
足手まといなうえ、食事までおごり、費用がかさむ。
売り手市場の一昔前なら、企業を知ってもらうための宣伝にもなっただろうが
今は超氷河期、買い手市場のよりどりみどりだ。
こんなサービスしなくても学生の方から会社を研究してくれるはず。


しかも、遠方まで送迎つきで現場見学させていただいたのに、
この感動のうすさ。
申し訳ございません!!!
「就活前に不採用でも結構でございます!」
娘の袖をひっぱり、退場させたい気分である。
ぶーたれた日本人より、やる気みなぎる中国人学生を採用したのは当たり前でごさいますよ!




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マルチ [子育て]

「高校時代の仲間から連休に一緒に晩御飯を食べようって誘われた。」

東北での大学生活を終え就職した娘。

会社の配慮で最初の赴任地が地元となり、久しぶりの友人との再会にうれしそうだ。

夜になって、「どうだった?」と聞いてみた。

すると「今、別れたところやけど、マルチに誘われた・・」と重い口調で話しはじめた。

 

マルチ商法というのは連鎖販売取引、もともとはネズミ講からヒントを得たもので、つぎつぎ人を勧誘して商品を売り、会員をふやすと親がもうかる仕組み。

ネズミ講自体は違法だが、商品売買をからませたマルチ商法は合法である。

商品価格に上納金をふくめて販売するので、ビジネスのようにもみえるが、実際の目的は販売よりも勧誘にある。

商品の価値は値段の三分の1以下というところだろう。

価格割引率が大きいので、通常の販売のような利益はない。

お金は親会員の収入となるのだが、あくまでも子供が増え続けないと儲けがでない。

子会員の勧誘がうまくいかないと、商品の仕入れ投資分がそのまま損になる仕組みだ。

 

高校剣道部つながりで、すでに2名が会員だそうだ。

母親の私が消費生活相談をしていた関係で、我が家の人間は消費者被害にはくわしい。

聞きかじりの夫ですら、勤務先の大学でマルチを発見、早期解決した実績をもつ。

娘は聞くなり「あやしい!」と感じたそうだ。

 

「去年就職したばっかりで仕事がおもしろいころやろ、なんでマルチにはいったん?」

「就活がうまくいかず、小さな繊維会社にはいったんだけど、この不況で手取りが14万円もないんやって。実家から通えないからアパートを借りてるけど、生活苦しくて、サイドビジネスとしてはじめたらしいわ。」

多少の家賃補助はあっても、14万円で都会の一人暮らしはしんどい。

それにしても手取り14万円とは大学4年間の学費分の上乗せなしだ。

初任給は大卒の標準はあったそうだが、それは各種手当を加算してのこと。

不況で基本給だけになって、税金や保険料をひかれるとこんなものだそうだ。

 

「仕事はおもしろくないし、このままこの会社にいても将来結婚もできないから、転職したいんやって。そのために会計士の資格とろうと専門学校にはいったから余計にお金が足りないらしい。」

向上心があるのはいいが、会計士といえばお金を扱う仕事、14万円の収入で学費と生活費はまかなえないことくらい計算できるはず。せめて学費をためてから勉強をはじめるべきだろう。その補てんのためにサイドビジネスとしてマルチをはじめるなんて、ちょっと方向性おかしい。

1年分の貯金30万円をマルチに投資し、学費を稼ぐつもりだという。

「先に始めた人が毎月200万円も収入があるんやって。なんか病気ちゃうかと思うような話しっぷりやった・・・」

 

一攫千金の夢物語をみている最中に、これはマルチだと教えてもなかなか受け入れてもらえない。

最初の損失を自覚し、頭がひえるまでは何をいっても無駄なのだ。

「高校時代消費生活という授業もあったから聞いたことあると思うのに・・この会社はマルチちゃうと本人は信じてるみたい。」

友人が懐かしがって声をかけてくれたとばかり思い込んでいたので、娘はがっくり。

「いい友達だったのに、もう会えないわ。」

これからは誰に声をかけられてもほいほい会いにいけないという。

お金がほしいなら地道にバイトでもしろ!と言いたいところだが

よくよく聞けばサービス残業などで夜も遅いらしい。

労働基準法なんて大手のことだと言われ、いやならやめてもらってもいいとのこと。

いまや中小でも雇う側は大変強気なのだ。

 

就職氷河期でほとんどの若者が希望職種にすらつけていない。

だから仕事自体にあまり興味がもてない。

その上、薄給、人員削減により人手たらず、パートの分までサービス残業。

なのに正規雇用者だから、年金も保険料もどんどんさっぴかれるわけだ。

 

昔むかし女工哀史という本をよんだが、まさにそれ状態。

生活に困窮した正規雇用の若者がマルチに手をだす理由がよめてくると、非難するだけで終わってはいけないような気がしてきた。

希望のもてる社会にするためには、経済と雇用の回復が必要だな。

 

 

 


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新入社員の母の悩み [子育て]

長女が就職し、私にもようやく春が来た。

小学校にはいった年に姑が入院し、かれこれ9年の闘病生活、かさねて私の母の闘病生活。

私は通い介護をしていたので、この子にかまう余裕がなかった。

大学は遠くに下宿し、年に一度帰るかどうかの生活。

卒業後1晩だけ帰宅し、翌日には会社の寮にはいっていった。

3月入社という変わった会社なのである。

その肝心の1日にバス会の学習会がはいり、私は早朝からでかけた。

ほとんど話をする間もなく、一人で引っ越しをさせてしまったことが悔やまれた。

親との縁がうすいのだろうかと不憫におもった。

 

ところが、初赴任先が我が家から電車1本で45分の近場。

全新入社員中、一番実家に近いところに赴任した人だそうだ。

2ヶ月間の研修中は3日に1度の休みがある。

しかも月に2回は連休だ。

身体が慣れるまでということなのかもしれないが、これではまるで幼稚園の慣らし保育みたい。

 

当分外泊が許可されないと聞いていたのに、寮母さんの「もう大人だし、泊まる先が実家だから」とのご厚意で、実家外泊ができることとなった。

4年間の一人暮らしの我慢もつっぱりもさらりと捨てて、娘は休みのたびに帰ってくる。

18時の終業と同時にかけだして、19時にはもう玄関に到着。

「ただいま!」 の声も元気いっぱい。

大学生の妹より早い帰宅だ。

母の手料理を満喫し、長々と風呂にはいる。

私のヨコに布団をならべて寝るのだが、死んだか?と思うほど深い眠り。

下宿時代は6時には眼がさめていたというのが嘘のよう。

翌日の休みにはゆうゆうと羽根をのばし、夕食のあと風呂まではいって22時の門限すれすれに帰寮。

食料や洗濯済みの衣類などを手荷物として持ち帰る。

「就職して唯一の楽しみは実家に帰るのと初給料。」と恥ずかしげもなくのたまう。

料理中もお手伝いと称して台所をはなれず、つまみ食いばかり。

 

この子は下の子が生まれても赤ちゃん返りせず、手のかからないお姉ちゃんぶりだった。

大人になってこうも母にまとわりつくとは予想外。

うれしい気持ち3分、とまどいが7分。

今日から初出張だそうで、今度の休みは帰宅できないとか。

母もようやく春休み。

やれやれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ブログ仲間 [子育て]

ブログをはじめて5年たった。

仕事と趣味、このNPOと3本をかわるがわる書いている。

そのうちの趣味ブログには30〜40代の男性の書き込みがよくあり、楽しみな場所となっている。

実は昨秋から本人のブログ更新が止まっている人があり、気になっていたので、誕生日祝いのメッセージを送ってみた。

 

彼は離婚後、男手ひとつで二人の娘さんを育てていた。

最初のやりとりは高校生の娘の修学旅行の小遣いにいくら持たせればいいだろうかという相談だった。

規定通りでいいのか、女の子はあれこれおみやげを買いたいだろうから隠して余分にもっていかせるべきかという相談。

ちょうど我が家の下の娘と同じ年齢だったので、「そりゃちょっとは余分に渡すべき」と答え、それからやりとりが始まった。

 

親子げんかのあげく、別れた妻のところへ家出されてしまったり、

脱サラしたてで収入が少ないからと暖房費節約のため安売りの灯油を買いだめしていたり、

専門学校に入ったから、娘らしい冬のコートを買ってやりたいがバーゲンで買ってもいいかと悩んだり

成人式に着物を着せ、写真をとっていたら泣けて泣けてという話も聞いてきた。

彼は子育てにそれなりの理想があるのだが、男親だけの一面的な考えで娘に嫌われるのではないか?という不安を常にかかえており、女性である誰かに「それでいいよ」と言ってほしかったようだ。

ちょうど自分の娘の成長とシンクロしていたので、及ばずながら私がコメントをいれさせていただいていた。

 

この3ヶ月の間に、彼の家では大事件が発生していた。

まず娘の就職がきまり、ほっとしたのもつかのま、彼ができ、反対したら家を出て同棲しはじめた。

そのアナを埋めるかのように両親が発病、引き取って一緒に暮らしはじめたらしい。

「面倒みる相手がかわっただけで同じような3人暮らしです。」とちょっぴり寂しい返事が届いた。

 

あんなに心をそそいで育てた娘なのに、恋愛問題で仲たがいとは悲しすぎる。

「娘の独立を喜ぶべきなんでしょうが、男親は複雑です。」とのこと、どの親も怒るだろうと思うのだが、怒り続けてしまったことを後悔しているのだ。

誰かがとりなし、まあまあといってくれたら、許したり認めたりできる間合いがあったのに、それがわからず相手にも詰め寄ってしまったとか。

一人親の悲劇かもしれない。

 

もう少し時間が経てば和解の瞬間が訪れるだろうけど、今はね。

「あなたのブログを読んで、ああご主人も同じ気持ちなんだと慰められました。」

年も違い、遠くはなれ、一生会うこともない人だが、画面上の言葉のやりとりだけで気持ちが晴れることもある。

人間の支え方支えられ方はいろいろだ。

 

 

 


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地学 [子育て]

中学生の理科をおしえていて気づいたことがある。

公立中学のカリキュラムは化学、物理、生物が主で、地学には重きを置いていない。

1年の学年末にそそくさと火山や地震について勉強し、2年の学年末に気象について勉強する。

3年は天体だが、最近の教科書は太陽系と日周運動についてがメインのつくり。

星座などは小学校で終わって済んだことになっている。

 

地学は学習日程調整の余り的な扱いで、時間がなければ軽くすっ飛ばせるところらしい。

教師にも得意不得意があり、入試に地学を選ぶ人が少ないせいか、教師も不得意な人が多い。

また親もあまり重要だと思っておらず、一度、岩石に詳しい先生がていねいに授業をしたら、入試にはでないのにと父兄から文句がでたらしい。

したがって、そそくさと授業はこなされ、 かなり優秀な生徒でも地学分野の理解は貧しい。

 

1月17日は阪神淡路大震災のニュースが流れるので、生徒の中には地震について興味をもつ子もいる。

私のところでも2クラスの生徒から「先生教えて」という要望があり、それぞれ30分ずつ時間を割いた。

中1の時は頭を素通りした内容も、目の前に実際の映像があればかなり注意が集中するとみえ、そのあと教えると頭にはいりやすかった。

 

今の中学生は阪神淡路大震災のあとに生まれたので、大地震の記憶がない。

戦争の記憶が風化するように、地震の記憶もまたかなり風化しつつある。

再び戦争がおきるかどうかはわからないが、彼らの生きている間に日本のどこかで大地震がおきる可能性はかなり高い。

地震の教訓として、教え続け、語り続け、備え続けなくてはいけないと思うのだが、その機会は年々少なくなっていく。

 

地学は現在の入試には役立たないかもしれないが、化学や物理より日常生活に近いと思う。

日々、太陽や月や星を見、風を感じ、気象の影響をうけている。

主婦なら冷夏の影響で秋の野菜や果物のできが悪いことをスーパーで知るだろうし、都会のサラリーマンは飛行機や電車などが雨や雪で遅れたりして自然の力を感じるだろう。

台風についてももう少し理論的に知っていれば、子供会の行事で雨のあと河原遊びを強行して事故にあうこともなくなる。

漁師や農家でなくても自然の中で生きていることは同じ。

案外毎日使えるのが地学の知識だ。

環境問題なら受験勉強に役立つが、地震の勉強はあまり関係ないからやらないでいいとは思えない。

が、実際は電気などの単元よりもずっと軽く流されている。

今時、自分で電気製品の修理をする人はすくないので、コンデンサーの仕組みをしらなくても生活には支障ないと思うのだが・・・

 

高校が無償化されれば、ほぼ全入になるかもしれない。

そのときはぜひとも地学の授業にもっと時間をとれるようにしてほしい。

生活知識としての要不要が、受験にでるかどうかの要不要に負けるというのは どうしても納得しがたい。

 

 

 

 

 


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キヤノンと就活 [子育て]

キヤノンマーケティングジャパンがこの春の就職採用をせず、8月に延期すると宣言した。

http://teiki.saiyo.jp/canon-mj2011/contents/dm_2/index.html

大学4年生は本来じっくり勉強すべきであり、夏休みに就職活動したほうがよいのではないかと理想にもえる高潔な文章だ。

 

それで、就活中の友人の娘は大変困っている。

なぜならば、電気関連の研究をしている理系学生でキヤノンを受けようとしていたから。

優秀だが、理系、女、院卒、口べた、浪人して年くっていると後回しにされる条件がそろった子である。

キヤノン1社をうけ、そこに内定するなら8月まで待ってもいいが、そんなことはできない。

今年は理系の院卒といえど、例年のような紹介、推薦の枠が大変少ないそうで、普通に就活をしなければならない。

一般の企業の内定は5月頃。

もし、他社に内定をもらっても、本命のキヤノンの結果をみなければ気持ちが定まらない。

どっちつかずのまま、この1月から8月まで就活を引きずることになるのではないか。

それなら半年間も勉強に身が入らないではないか。

 

キヤノンが与える本来勉学をすべき時間が、かえって学生の就活期間をのばすだけになる。

理想にもえる宣言だが、実際は自社の業績の見通しできず、来年度採用内容が決まらないため。

もし見切り発車で採用しても、内定取り消しなどがあると困るでしょ?というニュアンスも含んでいる。

しかし、もともとキヤノンに縁のある学生には昨年秋の段階で就職のお誘い活動はしている。

経団連の要職をつとめる日本のリーダー企業として、この経済不況就職冷え込みのなか、時節をわきまえない、あまりにも身勝手な宣言ではないかと思う。

 

 

我が家の場合、昨年の今頃は娘の就活がはじまったばかりだった。

下宿先から帰ってきて関西地区の企業に就職したいという希望があったのだが、理系のため実験の引き継ぎがありなかなか帰るきっかけがつかめない。

ようやく戻れたのが2月半ば、それからら4月末まで約2ヶ月半の間、実家から就活をした。

親にコネがまるでなく、国立大学ではあるものの、あまりに遠方すぎて地元に縁のないところだったので就活はまるきりまっさらから始まった。

エントリーシートは100社くらいだし、そのうち50社くらいはそれだけで足きり落ち。

塾の先生をしていたので学力は衰えておらず、SPIテストや学力テストはほぼ通過したらしい。

そのあとの面接はグループ面接、個人面接、役員面接と少なくとも3段階は実施される。

グループ面接は男4人に女1人くらいの割合で混ぜられ、組み合わせによりはずれあり。

女性として大変つらい立場になることもしばしばだったようだ。

合格通知はメールか電話でというが、発表日8時をすぎてもなかなか連絡のない場合も多い。

遅れて翌日合格通知という会社もあった。

もちろん不合格なら、なんの連絡もない。

夜10時をすぎてブルッとも鳴らない携帯のそばでじっと待つ姿は痛々しかった。

短期間ではあったが、その間実験が中断したため、この正月も大学に泊まり込み、出遅れを補うのに必死だ。

 

これまでの院卒はそこまでの就活は必要なかったはずだったのに、今回はいわゆる就職セミナーにも一般参加している。

どこも採用人数少なく、なかには「うちもキヤノンさんと同じように夏採用を検討中なんですよ。」と脅かす企業もあったらしい。

キヤノンの宣言は影響が大きく、本当にはた迷惑なことだ。

就活を夏以降にするなら、この際、経済界すべてに呼びかけてほしかった。

みんなが夏採用なら、学生のほうもそれまでに勉強する時間の余裕ができるのに。

あれ、この企業、もしかしたら経済界で仲良しグループないのかな?

 

雇用調整のための派遣切りも早かったし、どうも自分勝手な言い訳をする企業というイメージを持ってしまう。

我が家のカメラ、プリンター、ファクス、すべてキヤノンなのがちょっと悔しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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